東洋史学

中国のみならず、その北~西方の中央ユーラシアと、東~南方の東南アジア・海域アジアを含めた3領域の歴史を同時に扱う専修です。特に、中国史では近世~現代の社会・経済・法制に関して、また中央ユーラシア史では隋唐~モンゴル帝国の時期について、東南アジア・海域アジア史では、ベトナムと東・東南アジア海域世界の中・近世史などについて、世界レベルの研究が積み重ねられています。文献史料だけでなく現地調査を重視するのも本専修の特徴です。アジアを正当に位置づけた世界史教育の実現など、歴史教育刷新の動きの先頭にも立っています。

2年次には、領域を限定せず、広くアジアや歴史全般への眼を開くとともに、史料読解の基礎訓練を行います。3年次から、重点的に学習する分野・テーマを絞り、専門性を深めてゆきます。3領域のいずれも、漢文史料が不可欠であるため、2年次以降、継続して漢文読解の演習に出席し、古典漢語読解能力の維持・向上に努めることは必須です。また、研究室全構成員が参加し、分野を横断して議論を行う合同演習などを通じて、幅広い視野に基づく論理的思考やコミュニケーション能力など、学問の場を越えて通用する能力を身に付けることも目指されています。本当の学問は苦労も多いが実に楽しい、ということを体感してもらえるよう、熱心に指導します。