西洋史学

西洋史学は地理的な範囲を説明するのが難しい分野です。ヨーロッパ文明の歴史がその中心的な構成要素であることは異論がないとしても、そのヨーロッパ文明は先行するオリエント、地中海世界の文明から深い刻印を受けています。また、16世紀以降、ヨーロッパ人が南北アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニアなど世界の至るところに進出して、それらの地域にヨーロッパ文明を移植し、あるいはそれらの地域の伝統文明に多大な影響を及ぼしたことはよく知られているとおりです。

本専修ではこうした地球規模での西洋文明の歴史を研究領域とし、きわめて多様なテーマについて教育と研究を行っています。個別の問題について実証的に研究しながら、それらを世界史的視野で考察することができる専修だと言えるでしょう。

私たちの教育目標は、グローバル化が進む中、急速に変化する時代に対応できる、総合的な知的能力の養成です。つまり、問題発見力・情報収集力・分析力・総合力・表現力を養うことです。また現代を生き抜くもう一つの武器としての外国語、特に英語の実践的能力の習得を重視しています。学生のみなさんには、西洋史を学び、研究することで、問題を情報に基づいて深く考察するだけでなく、それを日本語と英語で、他の人びとに伝える能力を身に付けることを期待しています。