日本文学・国語学

日本文学では、古代・中世の和歌や漢詩文、『源氏物語』
などの物語文学、説話や随筆、近世では芭蕉・西鶴や秋成らに代表される俳諧や浮世草子、読本、近代では明治期の一葉や漱石から現代文学にいたるまで、ほぼ全ての時代とジャンルを研究の対象としています。古写本や板本、書簡などの文献資料を扱うための基礎技術(書誌学など)の習得に重きを置いています。
国語学では、音韻・文法・語彙・文字などの各分野について、日本の言語を歴史的に研究します。さまざまな言語現象を論理的・体系的に明らかにしていくのですが、社会的、文化的、また心理的な面を考慮することも必要です。古典など文学作品の言語から現代の言語まで、国語に関することは全て対象となりますが、歴史的変遷を考える研究や、文献に基づく研究に重点が置かれます(下線部が日本語学専修との差異)。
自国の文化や言葉について、その歴史的な変遷を含めて深く知ること、すなわち、日本についての“ 本物の知識”を得ることは、国際化が進み、社会情勢が複雑化する今日、ますます重要になっています。本研究室では、こうした今後生きてゆく上で土台となる思考を学ぶことが可能です。