インド哲学

インド哲学専修では、仏教を含めた古典インドのさまざまな思想や宗教の研究を行います。具体的には、主としてサンスクリット語(梵語)やそれから発展した言語(パーリ語など)で書かれた文献の解読が研究の中心となります。サンスクリット語は初心者には難解に見えますが、内実はとても明晰な言語です。これを用いるインド哲学も実に「道理にかなった」世界で、批判的・論理的思考が研かれるとともに、現代社会が求める、課題を自ら見つけ解決する能力の訓練にも格好です。幅広い原典を読み解くことで、例えば業(ごう)や輪廻(りんね)といった思想が既に仏教以前に展開していたことや、インドの仏教が現在の日本の仏教と如何に異なっていたかが理解できます。上記古典語以外にも、諸現代語(辞書や文法書、研究書を利用するのに、重要性の順から独・英・仏語)をはじめとする訓練を根気強く積むことが必要ですが、難問を解決することが好きなチャレンジ精神に富む人には飛躍の舞台となることでしょう。

教育目標としては、2年次で、サンスクリット語をはじめとした基礎的な知識や学力を充実させ、3年次からは、大学院生との学問的な相互交流の中で原典を用いた研究資料の読解を開始し、4年次において、原典資料の的確な把握と正しい論理展開に基づいた卒業論文を作成することを目指します。