中国哲学

諸子百家に代表される中国の思想は、世界と人間に対する深い洞察にあふれ、わが国を含む東アジアの文化形成にも大きな影響を与えてきました。

中国哲学は、中国古典の精読を通じて、広く東アジア世界の文化的・思想的特質を解明する学問です。本専修では、中国の思想形成を考える上で重要な儒家・道家・法家・兵家などについて学びます。また、これらの伝統的な典籍に加え、近年次々と発見されている新資料(竹簡)を活用して、通説の見直しを進めていきます。

さらに、大阪大学文学部の源流として知られる江戸期の学問所「懐徳堂」についても取り上げます。附属図書館が所蔵する懐徳堂関連の貴重資料に触れながら、実証的に日本漢学やその基盤となった朱子学を学ぶことができます。目標としては、漢文訓読の基礎力や専門知識を身に付け、未知の資料の読解および多角的視点による考察を通して、中国思想史の謎や我々の生活に根付いた人間観のルーツの解明を目指します。実は身近であるにもかかわらず、あまり知られていない中国の思想について、ここでじっくりと考えてみませんか。